別解釈の“エピソード・オブ・バーダック”で語られる、孫悟空が地球に送られた真相とは？・その１

今まで何度か『ドラゴンボール』に関する記事で、その主人公である孫悟空の父・バーダックが登場している『たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』および『ドラゴンボール エピソード オブ バーダック』について綴ってきましたが、実はバーダックが登場している作品がもう一つ存在します。


それは、『ドラゴンボール』の原作者である鳥山明先生の最新コミックス『銀河パトロール　ジャコ』に収録されているおまけのマンガ『DRAGON BALL-（マイナス）　放たれた運命の子供』で、ストーリーの内容が『たったひとりの最終決戦』とはまた別の解釈がなされているもう一つの“エピソード・オブ・バーダック”ともいえる作品です。


別の解釈がなされているとはいっても、アニメ版のオリジナルストーリーである『たったひとりの最終決戦』と違い、『DRAGON BALL-』は原作者である鳥山先生が自ら手掛けている作品なので、ある意味こちらのエピソードこそが原作へと続く真説といえるでしょう。


『たったひとりの最終決戦』とどこが違うのかというと、例えば産まれたばかりの孫悟空が地球に送られた理由について、原作および『たったひとりの最終決戦』では『下級戦士の子供故か戦闘力が２と低かったため、惑星ベジータの慣習に従い、将来星を制圧するための先兵として地球へと送られた』というのが通説とされてきましたが、こちらの作品では『戦闘力云々の話は関係無く、とある事情により父親であるバーダック自らが地球へと送った』と解釈されています。


ならば何故、バーダックは自分の息子を地球へと送ったのか…？


その理由について、次回の記事にて明らかにしていきたいと思います。



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